Gmailに別のメールアドレスを追加したい場合、画面右上の「歯車」アイコン→「すべての設定を表示」→「アカウントとインポート」タブをクリックした画面を使うのですが、この画面、少しわかりづらいですよね。
私もGmail本を初めて執筆した際には、何度も試しながら、項目選びや掲載順も含めて、この箇所にずいぶん時間がかかったことを覚えています。
一度、「アカウントとインポート」画面を整理しておきましょう。

①パスワードを変更
現在使用しているアカウントのパスワードを変えたい時にクリックします。
②パスワードの再設定オプションを変更
アカウントのセキュリティ設定画面が表示され、パスワードを再設定する際に使うメールアドレスや電話番号を設定できます。また、2段階認証、パスキーなどの設定して、セキュリティ強化も可能です。
③その他のGoogleアカウントの設定
Googleアカウントの設定画面が表示されます。画面右上のプロフィールアイコンをクリックして、「Googleアカウントを管理」をクリックと同じです。
④無料でお試しください
有料のGoogle Workspaceを試したい場合にクリックします。お試しでもクレジットカードの登録が必要です。14日を過ぎると利用料が発生するため、キャンセル手続きが必要です。
⑤メッセージと連絡先のインポート
以前に使っていたメールサービスのメール内容や連絡先を、Gmailにまとめて移せます。新しいメールも30日間は自動で取り込まれますが、送受信用ではありません。「これまでYahoo!メールを使っていたが、今後はGmailを使いたい場合」や、「Googleアカウントを変更して、これまでのメールを取り込みたい場合」に使います。
⑥他のメールアドレスを追加
他のメールアドレスで送信するための設定です。⑧で受信の設定を済ませて、後から送信設定をしたい場合はこちらからおこないます。
⑦情報を修正
送信者名を変更したいときにクリックします。Googleアカウントに設定している名前とは別の名前で送信したいときに使います。
⑧メールアカウントを追加する
他のメールアドレスで受信するための設定です。受信設定の後に、続けて⑥の送信設定もできます。
⑨別のアカウントを追加
他のユーザーのGoogleアカウントを追加し、Gmailのメールを共有できます。「チームメンバー全員が直接読めるようにしたい場合」や、「メンバーの誰かがすぐに返信できるようにしたい場合」に使います。
⑩既読にする
⑨を設定してGmailを共有している場合に、他のユーザーが読んだときに既読にするか、未読にするかです。「既読にする」を選ぶと、対応済みのメールを把握しやすい一方で、自分がまだ読んでいないメールが分かりにくくなります。逆に、「未読にする」を選ぶと未確認のメールを把握しやすくなりますが、誰が対応したのかわかりにくくなります。
⑪送信者情報
⑨を設定してGmailを共有している場合に、送信者を個別に表示させるか否かです。すべてのメールで同じ送信者名にしたい場合は、「このメールアドレスだけを表示」を選びます。
なお、2026年1月以降、パソコン版GmailでGmailifyとPOPが使用できなくなります。⑥の設定で、他のプロバイダのメールアドレスを追加できず受信ができなくなるのです。
Gmail の Gmailify と POP の今後の変更について – Gmail ヘルプ
他のメール アカウントで Gmail の機能を利用する – パソコン – Gmail ヘルプ
これまでプロバイダのアドレスを追加して使っていた人は困ると思うので、次の記事ではその代替法を紹介します。







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