パソコンの解説書を使って勉強しているけれど「なかなか覚えられない」「挫折しやすい」ということはありませんか?
それは、文章を読むことに集中しているのが一因かもしれません。
特に私が執筆している図解式の解説書の場合、文章を読むより、操作をメインにするのをおすすめします。
文章を読むことに慣れている人は、つい隅から隅まで読みたくなるでしょう。
でも読んだ後に操作しようとすると、なんとなく面倒に感じるんですよね。
そのため注釈をすべて読むことよりも、操作することに集中しましょう。
解説書の画面を見ながら、実際に操作することが大事です。
注釈は、大事な部分だけに目を通して先へ進みます。
飛ばしたところは2周目以降で大丈夫です。
後から読むと「ああ、これか!」と、すんなり理解できたりしますからね。
パソコンの解説書は、分厚い英単語本に似ています。
最初からすべてを覚えようとすると、途中で挫折しやすいです。
鉄壁(鉄緑会東大英単語熟語)という英単語本をご存じでしょうか?
あの本の単語をはじめから覚えようとしても無理です。必ず挫折します。
まずは「知っている単語」や「すぐに覚えられる単語」だけをチェックして、その場で覚えられない単語は後回し。とにかく1周目を終えることを目指す。
パソコンの解説書も同じです。
ページに書いてある注釈をすべて読んで覚えようとしたら最後までたどり着けません。
「よくわかんない」という注釈には付箋でも貼っておいて、操作を中心にして、とにかく最後までいってください。
そして、2周目に初回で飛ばした注釈を読みます。
そこでわからなければ検索して調べればよいし、意外と2周目に読むと「あぁ、このことか!」とスムーズに理解できることもあります。
また、知らない用語が出てきたときに嫌になってしまう人もいますが、その用語にこだわらないようにしましょう。
たとえば「プラグイン」という用語がよくわからないときは、「プラグをインするもの」くらいのイメージで捉えておけばいいんです。
具体的な意味や機能は、実際に使用する中で理解できる場合もありますからね。
パソコン解説書の効果的な学習方法は、難しく考えずに、解説書の画面を見ながら操作をしていくのが一番です。
その方が記憶が定着し、結果的に学習効率が向上します。
パソコン解説書で挫折しやすい方は、読むことにこだわらず、操作を中心とした学習方法を意識してみてください。
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